なんかいろいろきてますね(*・ω・)ノ

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英雄達の戦記 第3章《近畿編》プロローグ
[ 2013.02.21 掲載 ]

~プロローグ~

奈良県 某所
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かつて、小さな村があった場所……
ただそこにあっただけ……ただそこに居ただけ……
今は……何も……存在しない。

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綾瀬「父さん……、母さん……。」

ズィーガー(こんな所に何の用かと思えば……。なるほどねぇ。)
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数えきれないゼクス用語

NOAH計画

 [ のあけいかく ] 固有名詞 / 未来のプロジェクト / 赤の世界
正式名称は《 Next Overspec Artificial Humanbody 計画 》。

21世紀後半、軍事産業がスポンサーとなって始めたプロジェクトで、
次世代の戦闘に特化した人造人間の開発という命題が与えられた。
研究機関は軍事産業が選んだ3つの企業や大学でそれぞれが独立して研究を行い、
定期的に互いの研究成果をぶつけ合って淘汰していく方式が採用されていた。
プロジェクトの初期段階ではこの方式は目覚ましい成果を上げ、
スポンサーである軍事産業は更なる資金投下を決定した。

研究機関の場所はトップシークレットとされており、
大まかに南アフリカのタンザニア、日本の北九州、もう一ヶ所は中国内陸部としか判明していない。
このプロジェクトの各研究機関を率いる3人の天才についても詳しいことは分かっておらず、
ただ《三博士》と呼ばれていた。
やがて、3つの研究機関はさらに独立性・秘匿性を高めていき、
定例的に行われていた《研究成果報告会》という名の無人島での研究成果のぶつけ合いのみが
研究機関との連絡を取る手段となっていった。

ある時、日本の研究機関によって、発掘された遺物に残っていた過去の英雄たちの
破損されたDNAからクローンを生成する技術が発明された。
優秀な遺伝子にさらなる強化を施すことで通常の人間では持ちえないような
強い力を持ったNOAH(ブレイバーのプロトタイプ)が完成したのだ。

他のふたつの研究機関はNOAHの性能を高めるための敵役として《ギガンティック》を、
NOAHのサポート役として《ミソス》を開発するよう命じられた。

苛烈な切磋琢磨によりNOAHの研究は飛躍的に進んだ。
さらに、偶然の産物ではあったが完全なる《器》が再現されたことで奇跡が起きる。
英雄の魂が肉体にリンクし、生前の記憶まで蘇った《ブレイバー》が誕生したのである。
これは被験体が意思を持ったことを意味していた。

そして…… 1体のブレイバーが研究機関から脱走する事件が起きた。
脱走者を狩るために放たれたブレイバー、ギガンティック、ミソスによって事態はさらに混乱し、
一騎当千の豪の者同士がぶつかり合う、全地球規模の群雄割拠時代が訪れることとなる。

しかしながら、三博士は地上最強の生物を生み出すという考えに取り憑かれており、
混乱後もブレイバー、ギガンティック、ミソスの系統に分かれて研究を続けている。
ちなみに中国の研究機関はブレイバーの技術を模倣してミソスを生み出したが、
人間の生成には成功していない。
南アフリカの研究機関は独自にケイ素生物であるギガンティックの生成に成功している。